パンがないならケーキを食べればいいじゃない
凶悪労組によるストライキと妨害で、全国3,400店舗を展開する韓国最大のパン専門
チェーン店パリバゲットの陳列棚からパンが消えつつある。
ことの発端は、光州で起きた民主労総系労組と韓国労総系労組の利権争いだ。
まず民主労総系労組が、労働時間削減のための人員増加とトラックの追加配備を要求。
これを受けてパリバゲットが配送ルートなどの調整に入る。
工場から配送する距離において、民主労総系と韓国労総系とのバランス配分が重要だ。
このルート調整に納得がいかず、要求を呑ませるため民主労総系がストライキを開始。
民主労総系の一方的な要求には、もちろん韓国労総が反対する。
パリバゲット側は代替のトラックを手配するなど何とか物流を確保しようとするも、
民主労総側が車両出入り口を塞いで妨害に出るなど強硬手段に出た。
このストライキは民主労総主導のもと、あっという間に全国のパリバゲット工場へ
飛び火することになる。
困り果てたのは各店舗を経営する店主たちだ。
七夕連休を目前にして店から商品が消えるのは死活問題であり、国民請願サイトに
「政府に何とかして欲しい」と嘆願を上げたりもした。
一方パリバゲット側は、ストと妨害を止めない民主労総系労組の配送員たちに対して
輸送請負契約の解除を行い、さらに1人当たり400~600万ウォンの損害賠償を請求。
これに対して民主労総系労組は「我々を悪人に仕立て上げるように世論を誘導し、
一方的な契約解除まで通告してきた」「パリバゲットは七夕までに問題を解決しろ」
などと猛反発を見せた。
これらを眺めていることしか出来ない韓国労総系労組は、「我々も今回の被害者だ」と
肩を落としている。
パリバゲット側は、この後も強硬手段を躊躇わない構えだという。
(引用:朝鮮日報/朝鮮語、ハンギョレ/朝鮮語、国民日報/朝鮮語、他)
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まぁいつもの見慣れた光景ですね。
韓国では四季を問わず年中見られるお祭りです。
民主労総委員長が逮捕されてから、一層駄々っ子具合が強くなっている気もしますが。
輸送ルート配分がなぜそんなに重要なのかと言うと、この手の委託契約は個人の車両
持込みが大前提で、燃料費や高速道路料金なんかも全て報酬に含まれるから。
まぁ個人事業主としては当たり前なんですが。
中にはトラックを貸し出す企業もありますが、もちろん有料リースですよ。
だから同じ職場での長距離輸送はとことん嫌われます。
自分の収入に直結しますからね。
域内配送ですから、距離によって報酬が変わるなんてこともないのでしょう。
そして民主労総や韓国労総が運転手らを勧誘して、傘下の労組を作り上げる。
そうやって互いに勢力を拡大してきたのです。
最近だと民主労総傘下の現代製鉄労組が不法集会を繰り返し、中核施設のコントロール
センターを占拠したりしていますよ。
宅配関係でも民主労総系組合員が事業を乗っ取ろうとしたり、非組合員に対して暴行や
恫喝を繰り返したり、挙げ句にはこれを苦にして自殺した事業主を嘲笑してみたりと、
現代の両班よろしくやりたい放題。
「世界最悪の労組」の称号は伊達ではないのです
ちなみに「パンが無いならケーキを食べればいいじゃない」というのは、マリーアント
ワネットの言葉ではないそうですよ。
それにしても最近は、光州頑張りすぎだろ・・・(笑)
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