主戦場は製パンの地域工場から本丸の小麦粉生産工場へと移行
パリバゲットと対立している民主労総貨物連帯が、小麦粉供給の元栓を閉めようとして
世宗市にある製粉工場を強襲している。
世宗工場は、パリバゲットが使用する小麦粉の90%を供給する最重要拠点だ。
23日にこの工場前で1,000人規模の不正集会が行われると予測した警察側は、暴動鎮圧
目的で1,300人を投入し周辺道路などに検問所を設け、集まってくる労組の車両侵入を
阻止した。
しかし既に工場前で貨物連帯組合員100人余りが座り込みを開始しており、これを排除
することには失敗している。
24日には200人余りの組合員が集結して工場の正門前を占拠した。
貨物トラックを阻止しようとして警察側と衝突し、この時26人が逮捕されている。
15日以降全国に拡散したパリバケッド工場に対する不法集会で、これまでに34人が逮捕
され1人はそのまま拘束中だ。
パリバゲット工場関係者によると、各地の製パン工場には小麦粉のストックがあるので
まだ持ち堪えられるが、長期化すれば当然影響は避けられないという。
また、原材料を搬入する輸送業者は貨物連帯とは無関係なのに、それを妨害する権利が
彼らのどこにあるのかと不満を口にした。
(朝鮮日報/朝鮮語/2021.9.23 中央日報/朝鮮語/2021.9.24)
--------------------------------------------------------------------------------------------------
予想通りエスカレートしていますね(笑)
今回はパリバゲット側も貨物連帯労組との対決姿勢を顕にしていて、発端となった工場
では組合員との配送契約を既に解除しています。
今回の件に限れば、パリバゲット側に何ら落ち度はありません。
もうこうなれば双方後に引けない状態。
最終的に被害を被るのは、フランチャイズ店を経営しているオーナーとなりますよ。
[関連記事]
コメントにて記事の感想などをお聞かせ下さい!