ベトナムにワクチン支援した理由
文在寅大統領が国連総会でNYを訪れていた期間に、ベトナム首相と首脳会談を行った。
この際にベトナムへ100万回分のワクチン寄付を約束している。
これに先立ち、韓国は100万回分のワクチンを英国からスワップの形で受け取ることが
決まっていた。
英国から受け取る物量をそのままベトナムへ回す格好となる訳だ。
韓国政府によるベトナムへのワクチン無償供与には様々な理由がある。
サムスングループがベトナムに置いている大型法人だけで4社に達する。
工場での防疫確保や関係者の正常な渡航再開に向け、ベトナムのワクチン接種率向上へ
手を貸すのは非常に意義が大きい。
現在の東南アジア諸国で最も現地に定着している投資国は、言うまでもなく日本だ。
特に東南アジアの盟主であるタイの場合、日本企業の経済投資は韓国企業の10倍にも
および、日本にとっては堅実な「家庭菜園」の場となっている。
街中を走る自動車の90%がトヨタを始めとした日本車だ。
また隣接するラオスやカンボジアにも影響が波及し「経済領土」を広げている。
さらに近年は、中国の一帯一路による莫大な投資が東南アジアに降り注いでいる状況。
日本と中国が経済領土戦争を繰り広げる中、ベトナムは韓国にとって前線基地だ。
サムスンを筆頭とする韓国企業が大挙進出したおかげで、現地での韓国人気は高い。
現代自動車はトヨタより市場シェアが大きいし、ベトナムの外資系銀行で資産2位は
すなわち韓国政府の立場では、ベトナムを拠点として経済領土拡張を狙わなければ
ならない。
今回のベトナムへのワクチン無償供与は、このようなストーリーが根底に存在する。
また、文在寅大統領が何度も強調する「新南方政策」も同様の流れだ。
コロナ19以降、韓国とベトナム両国民が互いに不快な感情を吐き出したのは事実。
しかし感情は感情、実利は実利と切り分けて、冷静に計算機を叩くことが肝要である。
(毎日経済新聞/朝鮮語/2021.9.25)
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もうね、いかにも韓国人って感じの記事ですよ。
「家庭菜園」だの「経済領土」だの、そういう発想の奥底には経済的に劣る国々への
優越感が透けて見えて気持ち悪い。
この記者が特別そうなのではありません。
韓国メディアは例外なくこの調子なので、誰も疑問を持ったりはしないのです。
国内での甲乙問題には敏感なくせに、他のアジア国家に対しては常に甲の目線。
指摘されると逆ギレして本性丸出しになったり。
そして彼らの言い分は必ず「外国に対する差別は日本の方が酷い」と明後日の方向へ。
ネチズン達に限らず、大手メディアの記者も結局韓国人だということなのです。
特派員で何年か外国に居たりすると、思考回路が多少修正される場合もある・・・
・・・ようですが、まぁそれはごく一部の例外。
余計な自国批判記事を連発すれば、本社復帰後は冷や飯コースが待ってますからね。
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