個人経営の飲食店に死刑宣告
クーパンが先駆けとなった「ダンゴン配送」の余波が、他の配送代理店をも巻き込んで
宅配コストが一斉に上がった。
配送業界は宅配ライダーの確保で戦争を繰り広げており、値上がる一方の配送料に自営
業者はため息をつく。
16,000ウォンのチキンセットを売るのに、最大7,000ウォンの配送料を請求されるのだ。
注文の減少を恐れて商品を値上げすることも出来ない。
ダンゴン配送とは異なる、一般的な配送までも同水準のコスト上昇に見舞われるのは
不合理で我慢できないと憤る。
配送業界関係者らは「ダンゴン配送が導入された時から懸念されていたこと」とし、
AI活用などによる既存の配送の効率アップなどが必要だと話した。
(ヘラルド経済/朝鮮語/2021.10.15 店主の涙の訴えとか省略)
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クーパンイーツによる焼畑商業で天井知らずに値上がるデリバリーコスト。
さらに「ダンゴン配送」というサービスが拍車をかけているようです。
ダンゴン配送というのは、1つの注文毎に個別配送を割り当てる高速宅配サービス。
単品だろうが何だろうが、注文受けたら即配達。
これが通常配送だと、複数の注文を纏めてから宅配ライダーに依頼する形ですよ。
そしてダンゴン配送エリアの拡大により、一気にライダー不足へと突入。
通常の纏め配送までもが、ダンゴン配送に近いコストとなってしまいました。
配送料は店側に請求されるので、その分商品価格を上げないと利益が削られます。
でも個人経営のチキン屋などは飽和状態で値上げもままならないという話。
同じチキン屋でもフランチャイズ大手の場合、本部が可能な限りコスト上昇分を被る
形でまだ余力はあるようですが。
クーパンイーツ以外の配送アプリ大手もこのサービスを後追いで導入して、どうにも
手がつけられない状況なんだとか。
最悪の若年層失業率を記録している韓国なら、高給に釣られて宅配ライダーくらい
すぐに集められるだろうと思うのですが、そう上手くは行かないようですね。
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