1人で世話をしてきたおばさんの悲痛な叫び
捨て犬223匹を収容している私設シェルターが撤去の危機に曝されてている。
1人で犬たちの面倒を見てきた所長のオさんは、現在置かれている悲痛な状況を訴え
助けを求めた。
この非営利保護施設はグリーンベルト(緑化による開発制限)区域に置かれているが、
そもそも不法建築物であり、今年11月末までに撤去する必要がある。
今まで賦課された罰金だけでも6千万ウォンを超えていて、今回撤去しなければ再び
4千万ウォンの罰金を追加納付しなければならない。
そのため現在の施設を撤去して、規模を25%ほどに縮小したビニールハウスを作って
犬たちを収容する計画だ。
しかし既存施設撤去とビニールハウス新設に1~3億ウォンの費用が必要となるため、
外部からの資金援助がなければ不可能な状況に追い込まれている。
シェルターはボランティアの力と寄付金のおかげで何とか維持してこれたが、毎月の
エサ代だけで800万ウォンかかり、犬の治療費の累積負債も2億ウォンを超える。
現在の施設の土地は当局に押収された状態だ。
オさんは「預金通帳に200万ウォンほど残っているが、万一の事態に備えて手を付ける
ことができない」「寄付金だけが頼みの綱だ」と訴えた。
SNSで呼びかけ募金活動もしている。
シェルターの運営を始めたのは2016年からだ。
ソウルの教会で20年間伝道師として務めてきたが、健康が悪化したため故郷に戻り、
そこで食用として売られていた22匹の犬を保護したのが始まりだった。
それからというもの、虐待を受けたり安楽死を待つ犬たちを引き取るうちに、現在の
規模まで膨らんだという。
このシェルターに助力してきた獣医は「移転で狭い場所に詰め込まれればストレスの
心配が増える」と語り、大統領府請願サイトに撤去の延期を訴える計画だという。
しかしグリーンベルト内の不法施設であるため、当局も助けに出ることは難しい。
周囲には民家があり、騒音と汚物の臭いで苦情が絶えないという問題もある。
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こういう問題はコメントしづらいわ・・・・・。
手に負えない数の犬を保護するのが間違いとするなら、それはそうなんでしょう。
「こうすべき」という考えは、私を含め皆さんそれぞれがお持ちだと思います。
ペット遺棄問題や悪徳ブリーダー問題は当然日本にもありますからね。
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