野党大統領候補の論戦が飛び火
事の発端は、野党大統領候補である尹錫悦と劉承旼のテレビ討論で起きた、犬食禁止
問題に関する議論。
劉「ペットや犬食に関する公約を出さなかったのはなぜか?」
尹「個人的には犬食反対だが、国家施策には多くの社会的合意が必要」
劉「犬食は動物虐待にも直結する敏感な問題だ」
尹「食用の犬を別に飼育すればいいのではないか」
劉「食用の犬? ペットだろうが食用だろうが同じ犬だ!」
尹「とにかく、ペットは家族に準じる扱いを受けなければならないと考える」
・・・・・というようなやり取りがありました。
テレビ討論の後、尹錫悦はフェイスブックに「ペットと食用の犬は区別して見る
必要がある」という書き込みをしています。
この騒動に突如割って入ってきたのが、韓国随一のフードコラムニスト(笑)と名高い
黄教益という人物。
「犬食産業の主張と全く同じだ」「食用として生まれてくる犬などいない」などと、
メディアに露出して反尹錫悦陣営に加勢します。
「尹錫悦の考えは人種差別と同じだ」とまで噛み付く有様。
この黄教益という人は李在明と番組で共演したり、結構仲がいいらしい。
李在明が知事を務める(与党大統領候補となったため辞職)京畿道の観光公社社長に
内定したものの、過去の言動で親日レッテルを貼られる騒動となり辞退。
今の韓国料理は日本料理のコピーばかりとか、韓定食は日帝残滓とかいう発言を繰り
返しているのですが、だからといって親日派という訳では決してありません。
むしろ真逆で、日本の食文化の影響を全て消し去れうという考え。
親日フレームを被せられると烈火の如く怒りだしますよ。
ちなみに尹錫悦自身も犬を飼っています。
全斗煥擁護発言問題で与党から謝罪しろと騒がれていた時、飼い犬に林檎を食べさせる
画像をSNSへアップして大炎上。
朝鮮語では「林檎」と「謝罪」は同じ「사과」なので、謝罪は犬にでも食わせておけと
言う意味かと、与党やその支持層から総攻撃を受けていました。
本人にどういう意図があるのかは知りませんが、このところの言動で一気に支持率を
落としているのは確かなのです。
[2021.11.1の朝鮮日報やマネートゥデイから抜粋、意訳まとめ]
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