再利用可能なヌリ号エンジンを開発
韓国型宇宙発射体「ヌリ号」の経済競争力を確保するために、再利用可能なエンジン
開発計画を推進する見通しだ。
まず来年から2年間で120億ウォン(45億+75億)の予算を編成する。
国会科学技術情報放送通信委員会与党幹事のチョ議員は「来年から100t級出力で再利用
可能な高性能液体ロケット開発に着手する」と明らかにした。
2030年の月着陸船と2035年の韓国型衛星航法システム=KPSを、韓国の発射体で打ち
上げるという構想である。
チョ議員は「発射体市場はスペースXを中心に、コストを大幅に削減可能な再利用型で
再編されている」と、今回の事業推進背景を説明した。
現在ヌリ号は75t級エンジンを4つ束ねている。
1段目ロケットを回収して再利用するには、多段燃焼・再点火・推力調整が必要だ。
宇宙産業エコシステムを作る
国務総理が主催する国家宇宙委員会で政府は、10年後に宇宙ビジネス時代を築く
という目標のもと、新たなロードマップを提示した。
宇宙分野の企業技術力向上、インフラ拡充、衛星情報通信産業育成、制度改善などだ。
また年度別衛星開発計画が盛り込まれ、民間企業の宇宙開発事業参入を容易にする。
2022年から2031年まで公共目的の衛星を170機開発し、内40回以上を国産ロケットで
打ち上げる計画。
また、2022年に着手する韓国型衛星航法システム事業の詳細も議論・決議された。
韓国航空宇宙研究院内にKPS開発事業本部を設置し、専担推進体系と関連法を整える。
国務総理は「ウリナラは、ウリナラの土地で、ウリナラの手で作ったヌリ号を発射し、
世界で7番目に1トン級以上の大型衛星(笑)を打ち上げる能力を備えた国となった」
「強力な自生力を持った宇宙産業エコシステムを作ることがウリナラの次なる目的地」
などと強調した。
[NEWS1/朝鮮語/2021.11.15から抜粋]
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もうあれですよ、ヌリ号はいつの間にか大成功したことになっているようです。
最初の目標地点へ辿り着く前に、次の目標地点へと舵を切るんですね。
そして1段目ロケットの再利用計画と来ました。
韓国では計画を発表した段階で既に成功したも同然なので、後は誰に後頭部を殴られた
ことにするのかの問題が後日の課題として残るだけ。
別に失敗しても永遠の10年になっても、時の政権にさしたるダメージは無いでしょう。
万一成功でもすれば、手柄総取りで支持率アップに役立ちますし。
日本が「みちびき」による衛星測位システムを運用しているので、韓国としても独自の
KPSを構築しなければなりません。
本当に必要かどうかは関係ないんです。
日本が持っているのなら韓国も持つことが絶対、日本に可能なら韓国にも可能、そんな
ロジックに支配されている民族ですから。
指を咥えて見ているだけなんてのは、宇宙強国クラブへと進入した大韓民国の自尊心が
許すはずがありませんよ。
まぁKPS計画自体は文在寅政権以前からあるんですけどね。
日本としては、頭上に巨大なガラクタが落ちてこないよう祈るのみです。
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