韓国のクワッド加入だ?
SKグループ2代目会長が設立した民間機関が米国でフォーラムを開催し、アーミテージ
元国務長官との特別対談を行った。
アーミテージ氏は「韓国がクワッド加入について検討するのは愚かなこと」と否定的な
立場を明らかにし、「この言葉は失礼ではなく友情の現れ」と述べた。
クワッドを反中国安保協議体と定義し「韓国がそこに入るのか? 国民の多数がそれを
望んでいるのか?」と問いかけている。
またクワッドが民主主義国家で構成されるという観点から、インドの存在についても
疑問を投げかけた。
[News1/朝鮮語/2021.12.7から抜粋・意訳]
終戦宣言だ?
任期を終えて帰国したエイブラムス元駐韓米軍司令官が米VOAに出演し、文在寅政府が
推し進めている終戦宣言と戦時作戦統制権早期返還について酷評している。
終戦宣言については「何を得ようとしているのか理解できない」と語った。
終戦宣言を行った場合、1950年夏に可決した国連安保理決議を見直す必要があるという
要求が出てきて、在韓国連軍の解体に繋がりかねないと指摘。
また「国連軍が南北関係改善を妨害している」という文在寅側近から漏れ出る言葉に
対しても「話にならない」と一蹴した。
戦時作戦統制権に関しては、前提条件を2つ挙げ否定的な立場をとる。
1つめは、韓国軍4つ星将官が担う"未来連合軍司令官"の指揮能力を証明すること。
2つめは、韓国軍が戦略打撃と統合対空防御に必要なシステムを確保すること。
しかしこの2つとも「非常に遅れている」と評価した。
また、韓国政府の一部で提起されている来年3月の韓米合同軍事演習を延期すべきとの
主張に対しても「同盟国として真剣に議論する時期が来たようだ」と述べている。
[文化日報/朝鮮語/2021.12.25から抜粋]
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1つめの記事は、全文を読むとアーミテージ氏が何を言いたいのか伝わって来ます。
要は「中華圏に取り込まれているお前らがおかしな夢を見るな」という忠告。
まぁ身も蓋もありませんね。
2つ目の記事は、帰国した元在韓米軍司令官が在任中の不満をぶち撒けています。
ところで戦時作戦統制権の返還後、在韓米軍はどこの指揮下に入るのか?
「米軍は他国に指揮権を委ねない」というジャイアンな原則がある以上、米韓未来連合
司令部ではなく在韓国連軍司令部の下で動くというのが大方の予想。
在韓国連軍司令部のトップはもちろん米国軍人。
なお韓国には国連軍・在韓米軍・米韓連合軍の3つが駐留しているらしい。
この中で、未来連合司令部の直接指揮を受けるのは米韓連合軍だけ?
よく分かりませんが、作戦権返還後は米韓連合軍の消滅、あるいは大幅な配置転換で、
未来連合司令部配下の米軍は連絡役の将官(副司令)だけとなるかも?
他国の指揮により米軍が血を流すなんて事態は、現実的にありえないのです。
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