廃紙を漁るおばあちゃんの場合
某オンライン掲示板に「廃紙を拾うおばあさんが2億ウォンのレンジローバーに乗って
出退勤」というタイトルの文と写真が掲載された。
廃紙が満載された車は英ランドローバー社のフラッグシップモデル=レンジローバー。
1億7千万ウォン~2億ウォン以上する高級車で、燃費はリッター当たり5.6km。
ネチズンのコメントによると、単に趣味生活で廃紙を収集しているようだ。
高齢者が廃品回収の一線に立つのは生活費を稼ぐためだが、中には趣味や運動レベルで
集めて回る人も存在する。
環境美化員の場合
「不動産投資に成功して外車を乗り回している環境美化員を解雇しろ」という苦情が
某区役所に殺到してる。
俎上に載せられたのはYouTuberとしても顔を知られているAさん。
彼は「区役所に私を解雇しろという電話が沢山来ているようだ」「区役所に呼ばれて
注意を受けた」「不合理な人事異動で勤務時間も変更された」と主張。
更には「資産が多ければ解雇されなければならないのか」「税金を払えば公共機関で
働く人を解雇する権限が得られるのか」などと憤る。
(以降、涙なしでは語れない苦労話やその後の成功談へと続くが、長いので割愛)
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1つめは高級SUVに乗り古紙を回収して回るおばあちゃんのお話ですが、生活のために
日銭を稼ぐ高齢者にしてみればいい迷惑かもしれません。
小さなキャリーを引きずっていては全く太刀打ちできませんよ。
路地の露店でトッポッキやチキンを売ってるおばあちゃんだって、実は真後ろのビルの
オーナーなんてことも。
愛想がなく、日本人観光客と分かればチョッパリとか悪態つきながらボッタクるのは、
そういう道楽商売の場合が多いかもしれませんね。
2つめは環境美化員が実はYouTuberで、しかも多くの不動産とBMWを所有するお金持ち
だったとうお話。
環境美化員といえば、自治体が貧困高齢者へ短期雇用を作り出し、大本営発表指数を
爆上げする手段として有名。
ところがそれだけではありません。
中・高卒者への就業救済手段として超がつくほど魅力的。
この場合は自治体での直接雇用と委託業者による雇用がありますが、魅力があるのは
もちろん前者の方。
高齢者用の短期雇用は施設や路上の日中清掃作業が主ですが、記事に登場するような
正規雇用者は夜間作業がメインで、早い話がゴミ収集車での業務。
韓国では一般家庭ゴミを含め、全て深夜から明け方にかけて収集が行われるのです。
いまだに蔑視が注がれる職なため、人目が少ない時間帯にやっとけみたいな?
日本でも民間業者による産業廃棄物の収集は大抵が深夜~早朝ですけど、自治体による
家庭ゴミの収集は日中に行われますよね。
記事中では、中・高卒が年収5,000万稼げるのは環境美化員くらいだと言っています。
働く日数によっては、大企業と同等の年収1億ウォン以上も可能なんだとか。
そんな訳ですから、自治体による直接雇用枠はとんでもない競争率。
しかも一般公務員と同じく定年制なため、各種ローンも組みやすいという特典付き。
近年は採用条件が厳しく、その地域での居住年数・配偶者の有無・ボランティア経験の
有無など、別の意味で一流企業並みの狭き門。
たまに大卒者や博士号持ちも応募してくるようですが、職業柄学歴は一切加点無し。
基本的に一家の柱となる30~40代の既婚者が採用されるそうです。
叩かれている男性のように不動産を幾つも持っているというのは流石にアレですけど、
BMWを乗り回すくらいには稼げるようですよ。
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