尹錫悦の詰めの一手は文在寅狙撃?
「自分が執権した暁には文在寅と愉快な仲間達を積弊精算捜査にかける」と表明した
尹錫悦に対して、大統領府と与党が最大限の反発をしています。
文在寅本人の言葉として「じゃあお前が検察総長だった時には積弊を見て見ぬ振りして
いたのか、それともありもしない積弊を国策捜査で作り上げるのか」と猛批判。
国策捜査の指示と言えば、文在寅自身にもその疑惑がつきまとっていますよ。
朴槿恵時代に法務部次官へと任命されたキムさんが、性接待・強姦疑惑などで着任後
1週間も経たない内に辞任へと追い込まれる出来事がありました。
この事件では、怪しげな証言や検察による証拠偽造などが問題となっています。
その後の捜査で無嫌疑処分となったのですが、文在寅政権となったある日、突如として
6年ぶりの再捜査・拘束という理解し難い方向へ。
当時はちょうどバーニング・サン事件が韓国中をザワつかせていた時期でした。
政界・財界・芸能界はもとより警察幹部まで巻き込み、それこそバーニングよろしく
各所で絶賛炎上中。
更には文在寅周辺まで飛び火しそうな勢いで、放置すれば政権に大打撃の可能性も。
そんな折、突如としてキムさんの再捜査という司法イベントが発生。
大統領府が検察を動かして、世間の注目と検察のリソースをそっちに集めようとした
のではないかという疑惑が昨年頃から持ち上がり、現在野党側が追求中。
尹錫悦の言う「積弊」には、当然この一件も含まれると思われます。
じゃあもし尹錫悦が大統領になれば、文在寅やその他諸々が起訴されて裁判送りに
なるのかと言われると、すぐには難しいでしょうか。
文在寅の置き土産となる高位公職者犯罪捜査処が壁となるかもしれません。
※在任中の嫌疑に関しては、たとえ当人が退任した後でもここが捜査を受け持つ。
現政権の手先となって、通話履歴を漁ることしか能がない張子の虎集団ですから。
今の処長の任期は2023年1月までありますし、国会は共に民主党に牛耳られているので
改革や解体も当面は不可能。
そして次の国会総選挙が行われるのは2024年。
もし尹錫悦が大統領になっても、2024年まではドン詰まりとなる可能性が高い。
海外歴訪で点数を稼ぐのが精一杯でしょうかね。
ちなみに尹錫悦と党内大統領候補の座を争った洪準杓は、「俺が大統領になったら
李在明を必ず監獄送りにする」とか言ってました。
まぁ誰が大統領になろうとも、司法を操り政敵を一掃するというのが韓国流なのです。
[聯合ニュース/朝鮮語/2022.2.10など多数から引用]
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