あ~駄目だねこれ
昨年の大晦日に地下駐車場の柱の一部が崩壊して避難騒動が起きた雑居ビル。
外ではシンクホールのような路面陥没も発生。
その後は内部を応急処置して、専門家らが調査に当たっていました。
その結果が16日に発表となり、"施工不良”によるものだという判断に。
現在は安全基準最低のEランクへ評価が下げられ、しかもいまだに建物自体が沈下を
続けているとのこと。
地下部分には毎日20tもの地下水が流入しているそうです。
ビルの使用中止期限は無期限に延長。
んじゃどうするのか?
大規模補修工事で済ますのか、解体して建て直すのかはまだ決まっていません。
ビルオーナーの一存では決められない部分もあります。
補修工事と解体+建て直しを比較した場合、同程度の費用がかかるとする専門家も。
保険とか出るんですかね?
このビルを施工した会社は、既に影も形もありませんよ。
そのため市の関係者が警察に捜査依頼を検討しているんだとか。
日本でも、地方の不動産開発業者が建てたマンションなどに瑕疵が見つかった場合、
裁判ですったもんだになり入居者が損害を被るなんてことは時折耳にする話。
裁判所は慢性的な人手不足状態で、建築関係の知識を持った人材も皆無なんだとか。
被害者(管理組合側)が満足できる判決などはなかなか出てこないのが現状。
適当に補修してハイ終わりか、長引く裁判に疲れ果て無念の和解という結末。
施工過程において公的な立入検査も機能しておらず、役所の窓口に相談を持ちかけても
何の解決にもならないのが当たり前。
メディアで大きく取り上げられでもしない限りは、基本的に我関せずです。
近年では某大手デベロッパーが風評を気にして自主的な建て替えを決断しましたが、
そんなは例外中の例外。
韓国の今回の一件では施工業者がとっくに消滅しているので、損害賠償どうこうという
部分は(取り立てようもないので)省けそう。
あとは行政支援で、建て替えなりの資金を低金利で調達可能かくらいでしょうか。
パラオの橋の国内版があちこちにあるんだと思いますよ韓国は。
K-建築とか言って鼻の穴を膨らませている場合じゃ無いのです。
[朝鮮日報/朝鮮語/2022.2.16から引用]
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