大統領執務室の移転構想
尹錫悦の大統領職引継委員会(引継委)には、大統領府(青瓦台)改革案を担当する
専任チームが存在する。
選挙公約通り大統領府は市民に開放して、大統領執務室を光化門の政府ソウル庁舎内へ
移すというものだ。
同庁舎9階にある総理執務室スペースを利用する案が有力。
更に4フロアを追加で確保して、秘書室や保安室などを設ける。
既存の総理執務室は果川市※ソウルに隣接するベッドタウンにある政府庁舎へ移動。
官邸も青瓦台の外に置かれる予定。※ソウル三清洞にある総理公館を利用する案など。
”光化門大統領時代”は尹錫悦選挙公約の核心の1つだ。
[SBSニュース/朝鮮語/202.3.12から抜粋]
光化門大統領時代の可視化に困惑する警察
尹錫悦が強力に推進する大統領執務室移転計画に対し、警察は警備・集会・交通管理を
巡って苦慮している。
帝王的大統領から抜け出して国民に近づくというというのが移転構想の趣旨だ。
しかし大統領執務室が市民の日常空間と物理的に近くなれば、警備や近接警護の側面で
緊張が大きくなり、解決しなければならない問題も多い。
青瓦台の場合は独立した空間であり、近接警護・建物警備・外郭警備といった3重の
体制で円滑に安全確保が行われてきた。
大統領執務室などがここから政府ソウル庁舎へ移転し、更に官邸とも分離された場合、
当然ながら警察による警備体制にも大きな変化が生じる。
政府ソウル庁舎周辺は高層ビルが立ち並び、狙撃などのテロに備えにくい。
防弾施設の確保・2台同時運用可能なヘリポート・避難用バンカーも必要。
ある議員によると、これらの条件を満たす施設は光化門付近に存在しないという。
警察の立場としては、集会やデモに対する安全確保が何よりも最重要課題。
交通の円滑性も問題になるだろう。
光化門広場はデモや集会が集中する場所。
たとえ政府ソウル庁舎前で連日デモが繰り広げられても、現行法では規制できない。
法改正や新たな法案を用意するとしても国民的合意が必要な状況だ。
[聯合ニュース/朝鮮語/2022.3.12から抜粋・超意訳]
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尹錫悦の選挙公約に青瓦台の一般開放というのがあります。
開放といっても、修学旅行で京都の有名寺院を見学するようなものでしょうか。
中ではしゃいだり落書きしたり、敷地でキャンプしたりはできないと思いますよ。
開放するのはいいとして、じゃあ大統領や秘書官らはどうするのか?
青瓦台から徒歩15分くらいの光化門広場に隣接した政府庁舎に引っ越すらしいです。
住む場所も別途調達するようで。
光化門広場と言えば大規模デモや集会の聖地。
朴槿恵弾劾ろうそくデモが連日行われたのも光化門広場。
周辺には主要各国の大使館も点在しています。
尹錫悦が頻繁に広場へ出かけて市民と交流を図るというなら分かりますが、無論そんな
無謀なことは出来るはずもなく。
どうせ庁舎内に籠もるのなら、別に今まで通り青瓦台でいいんじゃねと思ったり。
途方もない敷地なので愛犬の散歩も捗るでしょう。
青瓦台には執務や会議を行う本館の他に、居住用の官邸や様々な施設が充実。
光化門広場のすぐ北側に位置するものの、間に景福宮などの史跡を挟むこともあって、
完全に隔離された空間となり警備面では非常に有利。
ただ副作用で、中に誰が居て何をしてるのかサッパリ見当がつかないかも?
朴槿恵はそれをいいことに崔順実を呼び込んでご託宣を授かったり、様々な注射を
打ちまくってた訳です。
まぁ大統領が青瓦台を放棄するとなれば、警備を担当する警察は頭が痛いでしょうね。
尹錫悦本人は、ビルの屋上からデモ隊を眺めつつワインを一杯みたいな(笑)
田中康夫のように、庁舎1階にガラス張りの執務室でも作ってみてはどうでしょうか。
韓国最大の観光名所となること請け合いですよ。
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