量産の目処が立たないアルタイ戦車
トルコが韓国K-2黒豹戦車の技術を導入して開発したアルタイ戦車に、韓国産パワー
パックが載るものと見られる。
韓国を訪問したトルコ外務長官がツイッター上で明らかにしていた。
アルタイ戦車は2015年に実戦配備の予定だったが、パワーパック供給に支障をきたし
現在も量産は行われていない。
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トルコのアルタイ戦車って、既に量産されて実戦配備済みだと思っていましたよ(笑)
試作車両が公開されたのが10年前ですからね。
当初は初期生産分にドイツ製パワーパック、後々に国産パワーパックを開発・搭載する
予定だったのです。
ところがトルコ政府に対して人権問題やシリア内戦関与問題が発生し、ドイツは急遽
輸出停止措置を取りました。
国産化へ向け技術支援をするはずだったオーストリアもストップをかけ破談。
トルコでの国産化は企業選定が終わっただけで、進捗状況などは全く不明ですよ。
そこで白羽の矢が立ったのが韓国S&T重工業製パワーパックという訳です。
トルコ側もポンコツ具合は百も承知で、当初予定の70%程度の性能があればOKらしい。
パワーパック購入を条件に、さらなる技術移転を目論んでいるなんて噂も。
韓国としては、量産を機に性能・信頼性の向上が見込め、再度国産パワーパックの道が
拓けるかもしれないと期待しているハズ。
次世代主力戦車開発やK-2輸出に直接影響してきますからね。
現在もノルウェー(韓国製K-9自走榴弾砲の採用実績あり)が、次期主力戦車として
K-2黒豹を候補のひとつにあげています。
対抗馬はドイツ製レオパルト2の最新型。
どちらになるのかは2022年に判明するようですよ。
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