戦争長期化で韓国企業にラブコール殺到
ロシアによるウクライナ侵攻の余波で各国が防衛力増強に乗り出すことが予想され、
グローバル市場で韓国防衛産業への関心が高まっている。
欧州諸国の再武装と軍備拡張の動きに呼応して、(軍需分野での)世界的な好景気が
到来する可能性もある。
ウクライナ事態以降、ほとんどの国内防衛産業企業の株価が上昇した。
昨年は兆単位の輸出に成功し市場を拡大している韓国防衛産業にとって、欧州を中心と
した防衛力増強の動きは好材料になるとの分析が出ている。
[韓国経済新聞/朝鮮語/2022.3.8から抜粋]
非友好国指定で経済的打撃が雪だるま
ロシアが韓国を非友好国に指定した。
ロシアからの各種制裁が予想され、サムスンを始めとした国内企業への打撃が避けられ
ないものと見られる。
プーチンの大統領令により、非友好国に含まれる債権者に対してはルーブルでの返済が
可能となったからだ。
これは非友好国に対する制裁の一部と解釈される。
ロシアではサムスン電子のスマホとテレビがシェア1位、LG電子の洗濯機や冷蔵庫など
生活家電がシェア1位を記録している。
業界関係者は「ルーブルで返済されたら損害は莫大なものになる」と懸念を述べた。
[韓国経済TV/朝鮮語/2022.3.8から抜粋」
ウクライナに到着した韓国人義勇兵
義勇軍参加のため出国したイ・グン元大尉が現地到着を報告し、彼の行動を批判した
ネチズンらに向けて鋭い反応を見せた。
ネット上では「外交部の方針に反する愚かな選択」と「勇気ある決断」という評価が
交錯している。
イ・グンはネチズンの舌戦を受けて「行かなければ行かないで◯◯◯、行けば行ったで
◯◯◯、これがウリナラ社会の水準だ」と厳しく批判。
韓国政府に対しては「外交部(外務省)は我々のパスポート無効化を議論する前に、
ウクライナへどう支援するか検討すべき」などと注文をつけている。
外交部は2月13日に、ウクライナへの旅行禁止を意味する「黒色警報」を発令した。
1~3段階目の警報とは異なり、4段階目の「黒色警報」は法的拘束力を持つ。
外交部当局は「無断でウクライナに入国すれば旅券法違反となり、最大で懲役1年」と
警告している。
[国民日報/朝鮮語/2022.3.8から抜粋・意訳]
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今回はウクライナとロシア絡みの記事。
1つめは、世界的な軍拡が始まれば韓国防衛産業大当たりの予感!という内容。
東欧や北欧や中東への輸出拡大を期待しているようです。
輸出絶好調のK-9自走砲を始め、天弓ミサイル、FA-50軽戦闘機などの名を列挙。
欧米の武器と比べても費用対性能で十分勝機があると踏んでいるようで。
まぁ実際結構な輸出実績がありますから、大風呂敷という訳でも無さそう。
2つめは、ロシアによる非友好国認定で韓国財閥企業が大打撃を受けるという内容。
ルーブルでお支払いされてもドル転できないんじゃ困っちゃいますよね。
これはロシアに進出している日本企業も同じ。
既に各企業の対応がニュースになっていますけど、足並みはバラバラ。
ユニクロなどは制裁下でも強気の継続姿勢。
もし戦争が長期化し、米国による二次的制裁が発動したらアウトでしょうか。
金融・経済制裁下での舵取りは、日本にも韓国にも頭が痛い問題ですね。
3つめは、韓国義勇兵1号のイ・グンさんが現地入りしたという内容。
単独ではなく、チームを構成して何人かで行ったらしい。
在韓ウクライナ大使館には、100名を超える義勇兵希望者が現れてるとのこと。
ところで欧米の場合、こういった義勇兵のパスポート問題がどうなっているのか
気になりますよね。
関連民間サービス企業の登録者なら特に障害も無かったりするのかな?
調べるのも面倒なので、誰か詳しい人いたら教えて下さい(笑)
大統領候補の次くらいに注目を集めているイ・グンさんですが、実は結構アレな
経歴の持ち主。
除隊後にYouTubeの某番組でブレイクして一躍有名人に。
その後はテレビ出演や広告起用等で活躍していたそうですが、キャリア偽装・借金の
踏み倒し・セクハラ・暴行前科などが次々噴出し、活動停止に追い込まれました。
今現在、芸能活動を再開しているのかどうかは知りません。
こんな曰く付きの人物ですから、ネチズンの反応もかなり冷たいものとなる訳です。
「チームが帰国したら責任は全て俺が取る」とか言ってますがね。
仮にも法治国家なら、そんな言葉には特に意味なんてありませんよ。
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