「ヌリ号」打ち上げは21日午後4時が有力
国産技術で開発した韓国型発射体(KSLV-Ⅱ)ヌリ号が宇宙へ跳躍する時が来た。
30年以上に渡り培ってきた韓国航空宇宙技術の結晶と評価される。
成功すれば韓国は、独自技術でロケットを打ち上げた世界7番目の国と記録される。
その後の月探査や火星探査などに向けた前哨戦という訳だ。
ヌリ号はスペースXのファルコン9に劣らない推力を生み出す。
エンジンの燃焼効率を測る「真空比推力」※真空中で1kgの燃料を消費した時の推進力の値が
ファルコン9のマーリンC1エンジンとほぼ変わらないのだ。
追跡・管制のために全羅南道宇宙センターを中核として、済州島と太平洋パラオにも
追跡用大型アンテナを配備した。
今回のヌリ号には模擬衛星が搭載される。
来年5月に打ち上げられる2号機には、実物の人工衛星が搭載される予定だ。
その後は1段目エンジンのクラスタ数を増やし、固体燃料の補助ブースターを装備して
深宇宙へ挑戦するだろう。
韓米ミサイル指針解除に伴い固体燃料エンジンの開発にも弾みがつくはずなのだが、
米国の「国際武器取引規則(ITAR)」が障害となる可能性が高い。
ITARに基づいて固体燃料エンジン技術の輸出が厳格に管理されており、グローバル
サプライチェーンは実質的にITARに縛られる。
ITARは現状の変化を望まず、韓国の開発にも圧力となるだろう。
ミサイル指針解除に続いて、戦略的規制緩和を米国から引き出さねばならない。
(韓国経済新聞/朝鮮語/2021.10.10)
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打ち上げが迫り、必然的にヌリ号のニュースも増えてきています。
ただどこの記事も、内容の半分以上は願望と妄想なんですけどね。
打ち上げ予定時刻は21日の午後3時から7時の間とされ、4時が本命とされていますよ。
天候不順などの中止は、前日には発表になるみたいです。
YTN・KBS・聯合ニュース・JTBCなど各社がYouTubeでライブ配信するはずなので、
それまで正座して待ちましょう。
ところで、ダミー衛星は放出した後どうなるんでしょうか?
別の記事よれば重量が1.5tもあるそうですが・・・。
色々検索したけど実物は韓国でも非公開らしく、唯一開示されているのが下のCG。
普通に考えればどこかの安全な洋上に落とすのだと思いますが、その辺に言及した
記事が一切無いので気になります。
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