世界最大の希土類国有企業が発足
中国が先端情報技術や軍用武器生産に必須な希土類の供給を管理する新会社を作る。
米WSJの報道によると、中国は戦略資源サプライチェーンへの支配を維持するために、
世界最大のレアアース企業となる「中国希土集団」の設立を最近承認した。
3つの既存国有企業が集約され、事実上中国政府支配下の巨大企業となる。
早ければ年内にも、地下資源が豊富な江西省で発足することが分かった。
米地質調査局(USGS)によれば、中国のレアアース生産量は全世界の63%、埋蔵量は
37%で、共に全世界1位。※別の記事では生産量シェアは85%となっている。
このような状況で中国希土集団が設立され、生産と輸出を組織的に管理するのなら、
中国の価格決定力が更に大きくなるほかない。
レアアースを経済武器化する可能性も十分ある。
米国を中心とした西側諸国が核心技術と部品を中国に供給しないよう連携する状況で、
中国はレアアースの輸出禁止で対抗するだろう。
実際過去には、尖閣諸島領有権紛争で日本へのレアアース輸出を中断した。
韓国も、永久磁石の素材となる重要鉱物の86%を中国から輸入している。
他のレアアースも中国や日本に依存している。※日本が精製した物を輸入しているのかな?
今回の中国の動きは、レアアース輸入国にとって大きな驚異となるだろう。
[東亜日報/朝鮮語/2021.12.6 その他から引用]
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レアアースと言えば、南鳥島のレアアース泥の商業採掘は可能なんでしょうかね?
深度5,000~6,000mはやっぱり厳しい?
ちなみに、隣接する公海区域の国際開発権を中国が持っていたりしますよ。
力技で採掘に乗り出して、どこかの海底油田のように横からストロー刺される事態に
なるのだけは勘弁・・・。
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