尿素水価格10倍の暴騰に「メンブン」
韓国の尿素水不足事態を嘲笑していた日本で、車用尿素水品薄現象が深刻化している
ことが分かった。
日本のエネルギー専門メディアによると、10月以降尿素輸出規制をしている中国からの
輸入が減り、尿素水不足が解消されていない。
これにより、日本の尿素水主要サプライヤー各社が12月に入って出荷規制を強化。
供給不安が更に拡大している。
在庫枯渇を不安視した需要者が販売店に一斉注文を出し、供給可能物量を超えている。
尿素水を高値で転売する人々も登場し、オンラインサイトでは通常価格の10倍を超える
値段で取引されている。
某物流専門誌は業界関係者の言葉を引用し「尿素水を新規で取引することは不可能で、
既存の納入先であるトラック事業者にも供給量を制限している」と報じた。
一方で尿素大乱を経験した韓国は現在、1日に必要な消費量の2倍=120万リットルを
連日生産しており、更には生産に必要な尿素6ヶ月分以上を確保している。
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メンブンというのはメンタル+プンゲの略語で、メンタル崩壊という意味。
日本の尿素、あるいは原料となるアンモニアが不足している原因は何でしょうか?
どこがボトルネックとなっているのかよく分かりませんが、車両用尿素水が不足して
いるのは確かなようで、検索すれば該当記事は沢山出てきますね。
現在は危機的状況だとするメディアもあります。
アドブルーの互換品みたな高品位尿素水を国内中小企業でも生産しているのですが、
その場合はほぼ例外無く価格が安い中国産尿素が原料となりますよ。
そういう所は残念ながら完全に生産が止まってるらしい。
納入先は地元の運送会社や事業所のはずなので、顧客はGSへダッシュです。
一番危機を感じているのは多分この辺り。
あと尿素生産大手の三井化学が、10月20から40日間の定期修理に入っているらしく、
これが結構な影響を及ぼしているとのこと。
11月末に作業は終了していますが、流通量が元に戻るにはまだ時間が必要だそうで。
年内には通常の価格に戻ってくれるといいですね・・・・・。
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